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大腸(結腸・直腸)のがん

大腸とは

大腸は結腸と直腸に分かれ、結腸はさらに、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸に分けられます。直腸は直腸S状部,上部、上部直腸、下部直腸に分けられます。

小腸と大腸のつなぎ目である回盲弁から大腸に入ってきた消化物は、結腸が引き起こす蠕動運動によって上行結腸から横行結腸、下行結腸、S状結腸へと進みます。十二指腸で消化された食物は、小腸で栄養素の大部分と水分の80%を吸収されて、大腸に送られます。
その後、大腸で水分が吸収されて固形便となり、S状結腸の末端にある直腸に運ばれます。

大腸とは

大腸がんとは

大腸がんは大腸に発生するがんです。発生原因としては、腺腫という良性ポリープががん化するものと正常な粘膜から直接発生するものがあります。 日本人ではS状結腸、直腸に多いといわれています。

また、遺伝性の病気である家族性大腸腺腫症、リンチ症候群という病気や、炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎、クローン病などの基礎疾患がある場合は大腸がんの発生率が高くなります。

症状

早期では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。症状としては、腫瘍からの出血による血便(便に血が混じる)、下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る)、腫瘍が大きくなり内腔が狭くなることにより、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛などの症状がでることもあります。
さらに進行すると腸閉塞となり、便がでなくなり腹痛、嘔吐などの症状がでます。

組織型分類

腺がん、腺扁平上皮がん、扁平上皮がんがあります。大腸がんは腺がんがほとんどです。

腺がんには乳頭がん、管状腺がん(高分化、中分化)、低分化腺がん、粘液がん、印環細胞がん、髄様がんがあり、大部分は管状腺がんです。

患者数

大腸がんと診断された人数は、2017年の統計では約153,000人です。
男性が87,000人, 女性が66,000人とやや男性に多い傾向にあります。

男性では前立腺がん、胃がんについで3番目、女性では乳がんについで2番目に多いがんです。大腸がんで死亡した人数は、2019年の統計では約51,000人です。男性では肺がん、胃がんについで3番目、女性では1番の死亡原因となっています。

発生要因

大腸がんの発生原因と関係があるとされているのは飲酒、肥満といわれています。喫煙、糖尿病、加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)、赤肉も可能性があるといわれています。

予防要因としては運動、食物繊維、カルシウム、魚由来の不飽和脂肪酸などに可能性があるといわれています。

対応する診療科

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