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口腔のがん

部位別癌の種類について

口腔がんは、さらにそのできる部位によって舌がん、口底がん、歯肉がん(上顎歯肉がん、下顎歯肉がん)、頬粘膜がん、硬口蓋がん、口唇がんなどに分けられます。
これらのうち、舌がんの発生頻度がもっとも高く、口腔がんの約40%を占めます。そのほかには唾液腺(だえきせん)から発生する腺系癌(せんけいがん)などもみられます。以上のように、一口にがんといってもいろいろな場合があります。
しかし、一般的に良性の腫瘍に比べて、悪性の腫瘍には、

(1)病気の進行が速く大きくなる
(2)腫瘍の周りが硬い
(3)周囲と癒着していて、境界が不明瞭である
(4)他の部位に転移する、
などのような共通の性質があります。

セルフチェックとして病変から持続的に出血しているないしは出血しやすい、痛みがなくならない、口が開かなくなってきた、しびれなどの神経症状がある、2週間以上たっても口内炎が治らないなどは注意が必要です。かかりつけ歯科に相談もしくは口腔外科を受診するようにしてください。

口腔がんの治療は、がんのできている部位や病期、組織の特徴などを総合的に診断して、治療方針を決めますが、一般的には手術療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法の3つの方法を、単独あるいは組み合わせて治療します。
頸部(くび)のリンパ節転移があれば頸部郭清術、また原発巣の切除範囲が大きい場合には他部位からの組織を移植する再建術も行われます。手術に当たっては歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、形成外科、整形外科、腫瘍内科、血液内科など様々な診療科と連携して口腔がんの治療に当たっています。

治癒率は、がんの発生した部位や病期により異なりますが、口腔がん全体の5年生存率は60~70%です。初期のものではほとんどの症例が治癒し機能障害も少ないので、恐れずにできるだけ早期に受診することが大切です。

対応する診療科

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