がんゲノム外来のご案内
地域医療機関の皆さまへ
がんゲノム外来を開設します
現在、がん遺伝子パネル検査(がんゲノムプロファイリング検査)は、国から指定を受けた医療機関(がんゲノム医療中核拠点病院や拠点病院・連携病院)でのみ実施可能となっています。
当院では2022年3月から、がん遺伝子パネル検査を行っておりますが、他院で治療中の方を対象に検査を実施する専門外来を今年4月から開設いたします。
がんゲノム外来について
予約方法:
医療機関から当院の地域医療連携室宛に直接ご紹介ください。折り返し、準備いただく事項のご案内および予約日をご連絡いたします。
がん患者さんご自身やご家族の方は、まず、現在の主治医の先生にご相談ください。
受診方法:
原則として、計3回の来院が必要となります。(説明まで、約1か月から2か月程度かかるため。)
初回 |
主治医からの紹介状や検査用の病理検体(組織を用いた検査の場合)のお預かり 患者さんの治療歴や既往歴・家族歴などの確認 検査の詳しい説明、検査の「説明・同意書」のお渡し |
2回目 |
初回受診時にお渡しした検査の同意取得(「説明・同意書」の確認) 検体提出(組織や採血等による) |
3回目 |
検査結果の説明(治療の提案) ※患者さん向けの専用説明文書をお渡しします。 主治医へは診療情報提供書の様式でご報告します。 |
検査内容:
当院で実施する検査は、保険適応である、FoundationOne® CDXがんゲノムプロファイル、FoundationOne® Liquid CDXがんゲノムプロファイル、及びOncoGuideTM NCCオンコパネルシステムです。
※保険適応の対象となるためには条件があります。また、症状や検体の状況によっては、検査が実施できず、解析結果が得られないこともあります。
費用:
費用は、検査と結果説明を合わせて560,000円です。3割負担の場合:168,000円。(高額療養費制度の対象であり、支払った費用からの還付が可能です。)
このほかに、初診料や再診料、病理組織診断料(当院病理専門医による検体再レビューのため)、主治医への診療情報提供料が発生します。
また、さらに詳しい知識や情報を得るための「遺伝カウンセリング」等をご希望の場合には追加の費用が発生します。